
※ネタバレ警報:1期の主な設定と結末、2期の一部の内容が含まれているよ。先に見てくることをすすめるね!
未来を知っているからといって、世界を完璧に救えるだろうか? デジール・アルマンは、世界が滅亡する未来を経験して、13年前に戻ってきた人だ。二度目のチャンスを得たけれど、すべての答えを知っているわけではない。
今期、彼がぶつかる問題は、「未来の知識をどれだけ覚えているか」より、「いま目の前で起きていることを、仲間とどう解いていくか」に近い。
先に知っておく話
この作品には、別の次元から押し寄せて現実の世界を侵食する「影の世界」がある。その中の影の迷宮を、時間内に攻略できなければ、黒い霧が広がって、ついには人類が滅亡する。デジールは、最後まで生き残って仲間と最終ボスに立ち向かったけれど、失敗した。
ところが、目を開けると、13年前のヘブリオン学園の入学式の日に戻っていた。
✦ デジールと三人の仲間
この記事にずっと出てくる人物たち
今回は、同じ悲劇を防ぐために、未来の記憶を利用して仲間をまた集める。風の魔法使いのロマンティカ、剣術に優れたフラム、氷の魔法と剣術を一緒に使うアゼストが、その仲間だ。三人は戦闘方式だけが違うのではない。
危機への反応の仕方も、自分が担当する仕事をやり遂げる方式も違う。デジールひとりが未来を覚えているからといって、これから出会うすべての影の世界の秘密まで知ることはできないから。
エバナテンで直面した二つの問題
2期で、デジールたちは、エバナテンでエステバンの攻撃を防がなければならず、すぐに難民が押し寄せる危機にも向き合う。戦闘では、それぞれの実力が必要で、難民問題では、誰かを犠牲にする以外に方法はないのかという悩みが必要になる。
二つの事件は、四人が同じ味方でありながら、それぞれ違う方法で問題を解決することを見せてくれる。その違いは、それぞれが実際にどんな選択をして行動するかに表れる。
デジール・アルマン — ENFJ 1w2
✦ デジールのタイプの根拠
ENFJ 1w2と読む理由
デジールは、ENFJ 1w2と読める。エステバンの戦士を説得するとき、彼は相手を屈服させる言葉から切り出さない。部族の名誉を重んじるという点を突いて、族長が命がけで戦って死んだら、残った部族はどうなるのかと問う。
「相手を理解するふり」をするのではなく、彼らが守りたい対象と現在の行動のあいだに矛盾があることを見せたのだ。人々の動機を読んで、共通の目標を探すENFJのリーダーシップが、この対話に表れる。
1w2の面は、難民問題でより鮮明になる。領主のビルヘルムは、領民と難民のどちらを先に守るか選べという圧力を受けるけれど、デジールは、3日以内にみんなを救う方法を見つけると答える。
誰も犠牲にしないという原則を掲げるところで終わらず、難民がなぜここまで押し寄せてきたのか、原因を掘り下げる。その過程で、聖都ゴドハイムの過重な税金と、子どもたちの失踪問題が明らかになる。
目の前の食糧不足だけを埋めても、危機は繰り返されるという点を読んだのだ。
デジールの責任感は、弱点にもつながる。自分が努力してみんなを救わなければならないという考えが強いあまり、解決策を一人で背負おうとするから。難民問題が解け始めたのは、彼の努力だけでなく、仲間たちがそれぞれ行動した結果でもある。
デジールに必要な成長は、より多くの答えを一人で突き止めることではなく、仲間が持ってくる答えも、自分の計画の中に受け入れることだ。
ロマンティカ・エル — ESTP 7w8
✦ ロマンティカのタイプの根拠
ESTP 7w8と読む理由
ロマンティカは、ESTP 7w8と見られる。影の世界に入って一行と離れ離れになると、彼女は、デジールが探しに来るまで待たず、商人の役割を利用して商売を始める。
その過程で、現地の人たちと接触して、重い税金と子どもたちが消える事件に関する情報を集める。見知らぬ環境でも、すぐ使える役割と人脈を見つけて状況を読む姿は、ESTPの現場対応力と通じている。
ロマンティカの真価は、情報を集めたあとも、自分の分を果たしたと考えないところに表れる。難民の追放が始まる直前、彼女は食糧を自分で用意して、エバナテンに戻ってくる。いまの生存を脅かす問題に、実際の資源を持ってきたのだ。
そして、解決策を一人で背負おうとするデジールに、仲間を信じなさいと、率直に言う。7w8の主導性は、単に先頭に立つとか楽観的な性格ではなく、行き詰まった状況で、ほかの人が見逃した選択肢を自分でつくり出す態度として表れる。
ロマンティカは、デジールの計画に無条件に従う助力者ではない。現場で得た情報と物資を加え、リーダーが見逃した弱点まで指摘する。デジールが彼女に指示を出すけれど、彼女は自分で判断して解決策をつくることもある。
瞬間の判断力が優れていて機知に富む、ESTPの特性なのだろう。
フラム・シュナイザー — ISFJ 6w7
✦ フラムのタイプの根拠
ISFJ 6w7と読む理由
フラムは、ISFJ 6w7と読める。エステバンの襲撃で、敵がデジールを狙うと、フラムはためらわず、デジールの前に立ちはだかる。彼女がやることは、デジールの戦略を代わりに立てることでも、相手を言葉で説得することでもない。
相手の攻撃を防いで、仲間が次の判断を下す時間を稼いであげるのだ。
この場面で、フラムの信頼は、言葉より行動に表れる。6w7の忠誠心は、権威に無条件で服従する姿ではなく、自分が信じることにした人と集団が危険に陥ったとき、一緒に守り抜こうとする態度に近い。
ISFJの責任感も、抽象的な献身より、いま必要なことを抜かさずやり遂げる方式で表れる。デジールは戦闘全体の方向を決められるけれど、すべての攻撃を自分で防ぐことはできない。
フラムが自分の持ち場を守ってくれるから、ほかの仲間もそれぞれの役割を続けられる。
アゼスト・キングスクラウン — ISTJ 1w9
✦ アゼストのタイプの根拠
ISTJ 1w9と読む理由
アゼストは、ISTJ 1w9と見られる。エバナテンで彼女は、戦闘を楽しむエステバンの戦士と真正面から戦い、魔法剣で勝利を収める。
相手の挑発に感情的に立ち向かったり、言葉で優位に立とうとしたりせず、訓練してきた技術と判断で勝負を終わらせる。相手が敗北を認めたあと、アゼストを立派な戦士と評価するのも、その実力が単なる虚勢ではなかったことを見せてくれる。
アゼストがチームに加える力は、デジールの説得力やロマンティカの現場感覚とは違う。自分が担当した騎士団長の役割を果たして、必要な瞬間には戦闘で結果を出すのだ。
ISTJ 1w9という解釈は、役割と熟練度を重んじて、自分の基準を保つ態度から出てくる。でも、彼女が仲間として重要な理由は、指示をよく聞くからだけではない。
自分の実力で状況を判断して戦えるから、デジールは、すべてのことを自分で統制しなくても、アゼストに戦闘の一部を信じて任せられる。
未来を知る人は、すべての問題を一人で解決できるだろうか? エバナテンの二つの危機は、そうではないと見せてくれる。デジールは、問題の原因を読んで方向を示せるけれど、その計画が実際の解決策になるには、ほかの人たちが自分の能力と判断を加えなければならない。
このアニメで、デジールが変えなければならない未来は、未来から持ってきた知識を活用するだけでは、つくられない。自分が一人でやり遂げられない部分を埋めてくれる仲間を集めて、一緒に動くところから始まる。
今回はここまでにするよ。また会おう。
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